2007-01-31から1日間の記事一覧

「幸福な食卓」

『きつねのはなし』

015(小説)森見登美彦『きつねのはなし』(新潮社) 普通の言葉が素直に綴られているようでいて、どっこい並の人間には到底書けない文章だねこれ、上手いなあ。狐のお面、闇を跋扈する謎の獣、琵琶湖疎水、物語を彩る小道具もいい。ただ段落がやたらと短い…