2012-06-01から1日間の記事一覧

『マイマイとナイナイ』

皆川博子/宇野亜喜良『マイマイとナイナイ』(岩崎書店) 線画じゃない宇野さんの絵はあまり見たことなかったので、新鮮な感じがした。クルミを使ったのは上手いなあ。悪夢にずーっと浸っていられるなんてハッピーエンド!‥と思うのはわたしだけかな(笑)。

『悪い本』

宮部みゆき/吉田尚令『悪い本』(岩崎書店) 悪いのは本で、クマじゃないよね(笑、これ読んだ子どもは、テディベアを怖がるようになるだろうから、クマが気の毒〜)。誰の心にも悪い種はある、ということを宮部さん流に語った、怪談というより教科書みたい…

『ちょうつがいきいきい』

加門七海/軽部武宏『ちょうつがいきいきい』(岩崎書店) 絵は、5冊の中で一番怖いかも。きいきい、という音を題材にしたのが効いている。でもわたしなら、挟まってるのを見つけたら助けようとするけどなあ。素通り?

『ゆうれいのまち』

恒川光太郎/大畑いくの『ゆうれいのまち』(岩崎書店) 絵もおおらか、話もおおらか。怪談というよりは、ファンタジー。

『いるのいないの』

京極夏彦/町田尚子『いるのいないの』(岩崎書店) 猫好きな人は、ぜひ(笑)。おばあさんが「そんなものいない」と頭ごなしに否定しないところが、すごくいい。「脅かそうと思って、わざと恐い顔をしている」と思うと、ほうらラストも怖くなくなってくるよ…