「ウォンテッド」

うわーなにこれ、すんげー!
とあるキャンペーンのせいで、予告は映画館に行くたび観させられてたんだけど、CG頼りの大味なハリウッド映画なんだろうと高をくくっていたんですよ。ところがあちこちのブログでたいへん評判がいいので、予定を変更して鑑賞。いやあ、観て良かったわ。
ストーリー的には、主人公が生後七日で生き別れた父の存在を大した証拠もなく信じちゃったり、(ネタバレなんで伏字に)逆に別な人がと聞かされたときに、これまたあっさり信じちゃう(ここまで)あたりが単純すぎるなあと。他にも、突っ込もうと思えばいろいろあるんだけど、キャラの魅力とテンポの良さ(スローと早回しの挟み方が絶妙。カーチェイスや撃ち合うシーンは、あまりにカット割が多くて何が起こってるんだかよく分からないとこもあったけど)と映像美(紡績工場の美しいこと!)に最後まで釘付けでした。終わり方も好きだなあ。
予告で出てきた、弾丸が彼女の髪をかすめるシーン、弾を曲げるシーンが、本編を観ると「なるほど、こういう意味があったのか」と感心させられます。
あ、パンフはラストシーンまで包み隠さず書いてあるのでご注意あれ。「ウォンテッド」って題名はイマイチ、ださいなあ。
(映画館にて鑑賞)