「落下の王国」

砂漠ーっ。泳ぐゾウーっ。世界遺産ーっ。即興創作物語の映像が、無駄(褒めてます)に豪華。CGに頼らず良くぞここまで。ただまあ前半は、映像美に圧倒されながら一瞬眠くなったりもした(笑)のだが、徐々に現実物語が解ってくるにつれて引き込まれていった。冒頭のモノクロシーンは、なるほどそういうことだったのか。あれだけの映像を頭の中でこしらえてた女の子が、生まれて初めて観た映画ではひたすら青年の演技を、ひいてはスタントマンが飛んだり落ちたりを追いかけてる。映画を作る者への愛も同時に感じられて、終盤のあのシーン、好きだなあ。
主演の女の子、カティンカ・アンタルーが、ぽちゃぽちゃしててすっごく可愛かった。
(映画館にて鑑賞)