「ブーリン家の姉妹」

イギリス版「大奥」‥とはちょっと違うか(笑)、でも、国は違えどやってたことは変わらないんだなあと思いました。男子をもうけなければお家断絶、女は子どもを産む道具。唯一違うのは、キリスト教が重婚を認めないがゆえに、妾の立場は男子を産んでも弱いってことぐらいかな。
舞台も衣装も格調高いけど、ドラマ自体はとても俗っぽく、またそれを非常に分かりやすく描いてました。主演の二人はさすがの好演。個人的にはナタリー・ポートマンのほうが好きだけど、スカーレット・ヨハンソンも所謂「癒し系女子」って役どころをよく演じてました(「ブラック・ダリア」の人だよね、あの唇が印象的)。
そうそう、兄弟や姉妹って、とかく下の子のほうが世渡り上手で野心的なので、史実どおり「メアリーが姉、アンが妹」のほうが良かったんじゃないかな。
(映画館にて鑑賞)