『道化の町』

016 ジェイムズ・パウエル『道化の町』(河出書房新社
第2回世界バカミス・アワード候補作の中で一番心惹かれた本書。翻訳ものは読みにくいなあと四苦八苦しつつも、トンデモ設定からさらに予期せぬ結末へ行く話、意外と真面目にミステリしている話などなど、楽しめた。特に心に残ったのは、
「最近のニュース」ラスト一行の意味を良く考えると、戦慄。
「アルトドルフ症候群」よくできた犯人当て。てゆーか、手がかりがこんなにハッキリ示されていたのに読み飛ばした自分のアホ!
「道化の町」マイムの死因に爆笑。