「おと・な・り」

音や絵が、とてもキレイ。鍵の「シャララ‥ン」という音には私も惹かれました。
実際問題、隣の気配が分かるぐらいならまだしも、電話の話し声まで筒抜けな安普請のアパートで、女一人暮らすのはゴメンだし(笑。一般的には、隣と接する側に収納スペースがあって、壁一枚で接しないようになってるもんだよね)、幾晩も泊まっていくような彼女(だと思うよねふつう)がいると分かってる男の人に近づくときは、もうちょっと遠慮があってしかるべきだと思うし。茜に何も告げずに姿を消したSHINGOの行動もいまいち理解に苦しむぞ。まあ、ストーリーはともかく、セリフがいちいち説明的で拙くて、これがデビュー作という脚本家さんだから仕方なかったのかなあ。平田満の役どころなんか、ほんとステレオタイプでもったいない。
でも、主演の岡田准一麻生久美子は、自然な感じでとっても良かった。後半、コンビニ店員のことも含めて思いもかけない方向へ話が進んでいくのには、おおって思ったし。
あんな幸せなエンドロール、初めて観たかも(^^)。あと、森本レオがマスターの喫茶店って、行ってみたいぞ(笑)。
(映画館にて鑑賞)