「インフェルノ」

こういう殺され方なら、されてもいいかも<猫まみれ(笑)。
大元の設定が「魔女」ですからね。別にストーリーが多少不条理だって、どってことないじゃん(まあ、少々退屈な箇所もあったけど)。赤と青の凝ったライティング。サスペリアを彷彿とさせる、赤黒大胆な内装の建物。音楽も良かったなあ、特に冒頭のピアノ曲(ゲーム「YAKATA」にちょっと似てる)と、ラスト(館の地下に行くときもかかってた)の荘厳なオペラ曲。
あっ、ローマの音楽学校の猫娘は「涙の母」だったのか!「サスペリア・テルザ」のどっかの国の女優さんより、こっちのほうがずっといいね。

(DVDにて鑑賞)
以下、内容に触れるのでたたみます。
・地下室にあんな深い水たまりが! 落としたのが鍵だったから、あんなに必死に拾おうとしたのね。
・古本屋の片隅にある人形が不気味。
・猫はともかく、よくあれだけネズミを集めたなあ。ホットドック屋は意味不明だけど、あの展開、実はけっこう好き。
・一瞬映った首つりシーンは何だったんだろう。
・今回、首がなかなか切れません。
ガラスがバーンと割れるシーンが好きなので、燃え盛るカーテンにくるまれて落下して、下のガラスに叩き付けられるとこ、良かった。・
・ニューヨークの館、館自体に意思があるかのようで(扉が開かなくなったり、ダクトが各階張り巡らされているのが身体の組織みたいだったり)、さすが制作費かけてるだけのことはあるなと。最後派手に燃やしちゃう‥わりにはあんまり「すげー」と思わなかったけど(笑)。
・暗闇の母はあの人だったのか、ちょっと意外。鏡にだけ映った姿がこっちに向かってきて、鏡が割れて正体表すシーン、好き。
錬金術師ってよく出てくるみたいだけど、いまいちその存在意義が分からない。