「キック・アス」

新たなダーク・ヒーロー、いやヒロイン誕生! いたいけ(?)な少女が、ざっくざく人を殺しまくる光景に、おいおい〜と最初こそ思いましたが、うーむ、ここまで徹底して描かれると、逆に壮快。クロエ・グレース・モレッツね、覚えておきましょう。
頼りない主人公キック・アス(でも身体に金属が入ってる、末梢神経がマヒして痛みににぶいなど、設定は意外と細かい)、存在感抜群のビッグ・ダディ(ニコラス・ケイジ、怪演!)、殺人兵器として育てられたヒット・ガール、妙に愛嬌のあるレッド・ミスト、容赦ない悪者であるその父。さらに脇役に至るまでキャラが立っていて、様々なアメコミ原作映画を思い出させるセリフやシーンがそこここにまぶされていたりもして、面白かったです。しかし、最愛の妻に死なれたからって、そこまでやるか?ビッグ・ダディ。
戦うシーンはむろんのこと、街中をチンピラどもが走るシーンの疾走感は良かったなあ。戦闘場面に流れる、ノリのいい音楽も○。
(映画館にて鑑賞 006)