2009-02-24から1日間の記事一覧

「チェンジリング」

C・イーストウッドの監督作品を観るのは実は初めて。手堅い演出ながら2時間22分の長尺をまったく飽きさせることがなく、流石だった。ぎりぎりまで抑えた色調、1930年代のロスを徹底的に再現したセット、静かに心に染み入る音楽(監督は音楽も担当したらしい…

『退出ゲーム』

015 初野晴『退出ゲーム』(角川書店) 短篇集。表題作が推理作家協会賞の候補に挙がっていたので、大いに期待して読んだのだが、うわあ、これはすごいぞ。特に表題作と最後の一篇に感心した。本格ミステリ(といっても、この本の場合は手がかりがすべて読者…