『本格ミステリ05』

057(小説) 本格ミステリ作家クラブ編『本格ミステリ05』(講談社ノベルス
特に印象深かったのは、以下の五篇。
「黄昏時に鬼たちは」山口雅也 ミスリードにまんまと嵌った。私の好きなタイプの本格。
「雲の南」柳広司 短いところが美しい。
「二つの鍵」三雲岳斗 一分の隙もない論理の展開、伏線の妙味。久々にもんどりうって感動。
「光る棺の中の白骨」柄刀一 不可思議な謎に心踊る。着地も見事。
「敬虔過ぎた狂信者」鳥飼否宇 おバカな雰囲気が、好きだなあ。
   (文庫)