2005-07-29 『本格ミステリ05』 book 057(小説) 本格ミステリ作家クラブ編『本格ミステリ05』(講談社ノベルス) 特に印象深かったのは、以下の五篇。「黄昏時に鬼たちは」山口雅也 ミスリードにまんまと嵌った。私の好きなタイプの本格。「雲の南」柳広司 短いところが美しい。「二つの鍵」三雲岳斗 一分の隙もない論理の展開、伏線の妙味。久々にもんどりうって感動。 「光る棺の中の白骨」柄刀一 不可思議な謎に心踊る。着地も見事。 「敬虔過ぎた狂信者」鳥飼否宇 おバカな雰囲気が、好きだなあ。 (文庫)