2017-01-01から1年間の記事一覧

「3月のライオン」

感想は→後編と一緒に。

『ようこそ授賞式の夕べに』

大崎梢『ようこそ授賞式の夕べに』(創元推理文庫) これは面白いっ。成風堂書店×明林書房、まさかのコラボが実現。書店大賞(本屋大賞がモデルなのは明白)の実情も、元書店員の大崎さんならではのバランスの取れた描き方で、すごく納得。二つのパートが交…

『ビブリア古書堂の事件手帖(7)』

三上延『ビブリア古書堂の事件手帖(7) 栞子さんと果てない舞台』(メディアワークス文庫) うわあ、大団円(^^)。すごく、収まるところへ収まった感あり。オークションの盛り上がりもさることながら、過去作の登場人物が絶妙に絡んできたりと、シリーズを読…

竹風

栃木県内に三店舗あるらしい「竹風(ちくふう)」、ご紹介するのは上三川店。最寄りの駅は、無い(笑)、日産上三川工場の近くです。駐車場はお店の前と、道路はさんだ向かい側に少し。わたしは、磯川緑地公園の南駐車場に停めちゃうことも。 食べログ「竹風…

『背表紙は歌う』

大崎梢『背表紙は歌う』(創元推理文庫) いきなり強烈なキャラが登場してドキドキ、作家と読者の邂逅にハラハラ、なぞなぞにワクワク。今回もとても面白かったよ、ありがとうひつじくん。

『平台がおまちかね』

大崎梢『平台がおまちかね』(創元推理文庫) 綾辻さんと浩子さんの名前が両方出てくるなんて、それだけでこの本は特別な一冊! ‥という極々私的感想はともかく(笑)。 出版社営業って、どちらかと云うと本の作り手(作家とか編集とか)と敵対する位置付け…

『自薦 THEどんでん返し2』

乾くるみ・大崎梢・加納朋子・近藤史恵・坂木司・若竹七海『自薦 THEどんでん返し2』(双葉文庫) たしかに、最初に見えていた(と思わされていた)風景が別物に変わる瞬間はあるのだが、「どんでん返し」と銘打つからには、もっともっと派手にひっくり返し…

『ニャアアアン!2』

鴻池剛『鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!2』(KADOKAWA/エンターブレイン) 我が家も先月秋に生後2ヶ月の子猫がやってきて、いやもう、人も先住猫たちもめっちゃ振り回されっぱなしなので、ものすごーく共感しながら読みました。(しかも模様が、ぽんた…

おおき屋

栃木のラーメン屋って「最寄りの駅」が無いんですよね。とにかく車社会なので、アクセス方法が車しかない。なので、多くの方には何の役にも立たない記事でしょうが、まかり間違って(?)検索でたどり着く方もいるかもしれないので‥しばしお付き合いください…

『栃木のうまいラーメン 2017ー2018』

『栃木のうまいラーメン 2017ー2018』(ニューズ・ライン) 雑誌風な本にしては864円とお高いんですけど、付録の“ラーパス”を何度か使うとあっという間に元は取れるので無問題。 去年は20店制覇しました。今年は「金のラーパス」をもらえる条件が50→30店舗と…

『働く男』

星野源『働く男』(文春文庫) 前半の映画評がとくに秀逸。自分が観た作品も幾つか含まれていたが、感想がすごく近い。これはわたしにとって、とても参考になるぞ!(自分にとっての秀逸?まあともかく)てなわけで、未見の映画も順次観て行こうっと。 文庫…

『君の名は。Another Side』

加納新太(原作:新海誠)『君の名は。Another Side:Earthbound』(角川スニーカー文庫) 本筋の隙間を埋めるスピンオフは大好きなので、いそいそと手に取った本書。瀧と四葉の話は“おっぱい”ばかりで、今イチ。勅使河原の話は、彼のバックボーンが分かって…

『秒速5センチメートル』

新海誠『小説 秒速5センチメートル』(角川文庫) うわー、上澄みだけ、綺麗なとこだけ掬い上げたような物語。そもそも最初の章から、13歳が一晩家を空けたら大騒ぎになっていただろうに、その辺りがすっぱり抜け落ちていてモヤる(もちろん小説に書かない…

『そして生活はつづく』

星野源『そして生活はつづく』(文春文庫) 星野源に注目したのは逃げ恥‥より前、自分の場合は映画「地獄でなぜ悪い」。他の人の映画評で「彼の役、なくてもいいんじゃね?」なんてのを目にして、いるでしょ!これはフツーの男・橋本公次(役名)の成長物語…

2017年、今年もよろしくお願いします

良い年になりますように。まあ、いいこと悪いこと色々あるでしょうが、プラマイちょこっとでもプラスになればいいなと。 年始早々、安楽椅子探偵第八弾の放映があり、2月は『人間じゃない 綾辻行人作品集』刊行。Ayalist的には絶好調な滑り出し、でしょうか…