「名探偵コナン から紅の恋歌」

「アメリ」

「夜は短し歩けよ乙女」

原作は未読。星野源お目当てで行ったら、出番が意外と少なくて驚く(メインが黒髪の乙女のほうだったとは)。アニメーションは、イメージの奔流というか、勢いはあるがもう少し緩急があったほうが、メリハリがついて良いと思う。

『妻が椎茸だったころ』

中島京子『妻が椎茸だったころ』(講談社文庫) 題名と表紙に惹かれて購入。おお、泉鏡花賞受賞作だったか。最初の一篇こそ着地点に驚いたが、あとはまあストーリー的には想定内。意外性に驚かされるというよりは、少しずつ違う場所に連れて行かれる雰囲気。…

「3月のライオン」

感想は→後編と一緒に。

『ようこそ授賞式の夕べに』

大崎梢『ようこそ授賞式の夕べに』(創元推理文庫) これは面白いっ。成風堂書店×明林書房、まさかのコラボが実現。書店大賞(本屋大賞がモデルなのは明白)の実情も、元書店員の大崎さんならではのバランスの取れた描き方で、すごく納得。二つのパートが交…

『ビブリア古書堂の事件手帖(7)』

三上延『ビブリア古書堂の事件手帖(7) 栞子さんと果てない舞台』(メディアワークス文庫) うわあ、大団円(^^)。すごく、収まるところへ収まった感あり。オークションの盛り上がりもさることながら、過去作の登場人物が絶妙に絡んできたりと、シリーズを読…

竹風

栃木県内に三店舗あるらしい「竹風(ちくふう)」、ご紹介するのは上三川店。最寄りの駅は、無い(笑)、日産上三川工場の近くです。駐車場はお店の前と、道路はさんだ向かい側に少し。わたしは、磯川緑地公園の南駐車場に停めちゃうことも。 食べログ「竹風…

『背表紙は歌う』

大崎梢『背表紙は歌う』(創元推理文庫) いきなり強烈なキャラが登場してドキドキ、作家と読者の邂逅にハラハラ、なぞなぞにワクワク。今回もとても面白かったよ、ありがとうひつじくん。

『平台がおまちかね』

大崎梢『平台がおまちかね』(創元推理文庫) 綾辻さんと浩子さんの名前が両方出てくるなんて、それだけでこの本は特別な一冊! ‥という極々私的感想はともかく(笑)。 出版社営業って、どちらかと云うと本の作り手(作家とか編集とか)と敵対する位置付け…

『自薦 THEどんでん返し2』

乾くるみ・大崎梢・加納朋子・近藤史恵・坂木司・若竹七海『自薦 THEどんでん返し2』(双葉文庫) たしかに、最初に見えていた(と思わされていた)風景が別物に変わる瞬間はあるのだが、「どんでん返し」と銘打つからには、もっともっと派手にひっくり返し…

『ニャアアアン!2』

鴻池剛『鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!2』(KADOKAWA/エンターブレイン) 我が家も先月秋に生後2ヶ月の子猫がやってきて、いやもう、人も先住猫たちもめっちゃ振り回されっぱなしなので、ものすごーく共感しながら読みました。(しかも模様が、ぽんた…

おおき屋

栃木のラーメン屋って「最寄りの駅」が無いんですよね。とにかく車社会なので、アクセス方法が車しかない。なので、多くの方には何の役にも立たない記事でしょうが、まかり間違って(?)検索でたどり着く方もいるかもしれないので‥しばしお付き合いください…

『栃木のうまいラーメン 2017ー2018』

『栃木のうまいラーメン 2017ー2018』(ニューズ・ライン) 雑誌風な本にしては864円とお高いんですけど、付録の“ラーパス”を何度か使うとあっという間に元は取れるので無問題。 去年は20店制覇しました。今年は「金のラーパス」をもらえる条件が50→30店舗と…

『働く男』

星野源『働く男』(文春文庫) 前半の映画評がとくに秀逸。自分が観た作品も幾つか含まれていたが、感想がすごく近い。これはわたしにとって、とても参考になるぞ!(自分にとっての秀逸?まあともかく)てなわけで、未見の映画も順次観て行こうっと。 文庫…

『君の名は。Another Side』

加納新太(原作:新海誠)『君の名は。Another Side:Earthbound』(角川スニーカー文庫) 本筋の隙間を埋めるスピンオフは大好きなので、いそいそと手に取った本書。瀧と四葉の話は“おっぱい”ばかりで、今イチ。勅使河原の話は、彼のバックボーンが分かって…

『秒速5センチメートル』

新海誠『小説 秒速5センチメートル』(角川文庫) うわー、上澄みだけ、綺麗なとこだけ掬い上げたような物語。そもそも最初の章から、13歳が一晩家を空けたら大騒ぎになっていただろうに、その辺りがすっぱり抜け落ちていてモヤる(もちろん小説に書かない…

『そして生活はつづく』

星野源『そして生活はつづく』(文春文庫) 星野源に注目したのは逃げ恥‥より前、自分の場合は映画「地獄でなぜ悪い」。他の人の映画評で「彼の役、なくてもいいんじゃね?」なんてのを目にして、いるでしょ!これはフツーの男・橋本公次(役名)の成長物語…

2017年、今年もよろしくお願いします

良い年になりますように。まあ、いいこと悪いこと色々あるでしょうが、プラマイちょこっとでもプラスになればいいなと。 年始早々、安楽椅子探偵第八弾の放映があり、2月は『人間じゃない 綾辻行人作品集』刊行。Ayalist的には絶好調な滑り出し、でしょうか…

『中国嫁日記(六)』

井上純一『中国嫁日記(六)』(KADOKAWA) ブログを読んでいたときから、もしかしたら‥と思ってはいたのだが、牛角の一件が霞んでしまうほどの辛い話。でも、今の幸せがあるからこそ描ける話で、それは本当に良かったなと。お互いを責めない夫婦の姿は(脚…

『ボランティアバスで行こう!』

友井羊『ボランティアバスで行こう!』(宝島社文庫) あの “SRの会” が第一位に選出したぐらいだから、どんなミステリなんだろうと興味津々で読み進めた。なるほどメンバーひとりひとりを詳しく説明しなかったのにはそういうワケがあったのか。途中で感じた…

『スイーツレシピで謎解きを』

友井羊『スイーツレシピで謎解きを 〜推理が言えない少女と保健室の眠り姫〜』(集英社文庫) 千街晶之さんが勧めていたので手に取った次第。 謎が解けてハイ終わり、ではなく、解けた後の展開にいろんなパターンがあって考えさせられたのが興味深かった。饒…

『何者』

朝井リョウ『何者』(新潮文庫) さんざん受験勉強してやっと入学して、高い授業料払って、なのに大学は就職予備校じゃないでしょう? 未来ある若者を、学生の本分以外のことでこんなにもすり減らしていいのか。大人はこの制度をもっと何とかしなくちゃいけ…

『夜葬』

最東対地『夜葬』(角川ホラー文庫) なぜ題名を『どんぶりさん』にしない? “夜”の“葬”なんてほとんど出てこないじゃん!いつのまにか側にある本、勝手に立ち上がるスマホのアプリ、のあたりはすんごい怖い。そこのスピード感は『着信アリ』より怖かったか…

「この世界の片隅に」

本は見た目が何割?

ご無沙汰すぎて、いろいろ忘れておりますが(^^;;;)。本屋で見かけて、その見た目に「わあ!」となった本を紹介するコーナーです。 これは素晴らしい。センス抜群。 ジャケ買いしました、その1。 ジャケ買いしました、その2。(“乱歩”に惹かれたのもある…

『毎日かあさん(13)かしまし婆母娘編』

西原理恵子『毎日かあさん(13)かしまし婆母娘編』(毎日新聞社) 自分はサイバラさんと同い年。何を見ても「ヨシ」という感覚は分かる。でもごめん、「私の人生は夕ぐれのはじまりで」には全く賛同できない! 子どもが社会人になり(うちは一生手がかかる…

「何者」

『かにみそ』

倉狩聡『かにみそ』(角川ホラー文庫) 「かにみそ」蟹がかわいい、かわいすぎるよ、蟹〜(>ニートな青年のどこか刹那的、首尾一貫せず行き当たりばったりな感じも、妙にリアル。これはいいもの読みました。「百合の火葬」は少し長かった、かな。でも文章は…

『小説 君の名は。』

新海誠『小説 君の名は。』(角川文庫) 新海監督、文章も達者だなあ。映画のセリフを脳内で再現しながら、再度感動。 へえ、スニーカー文庫の『君の名は。 Another Side:Earthbound』も面白そうだな、今度読んでみようっと。